複雑な型製造を可能にするパソコンソフトCAD・CAM
「CAD・CAM」は、複雑かつ高度化していく模型製造に欠かせない道具の一つです。
CAD（キャド）はパソコンを使った図面製作するためのソフトウェアです。CAM（キャム）はCADでつくった図面をもとに、工作機械・マシニングセンタを動かすためのデータを作成するソフトです。
福岡木型工作所では、お取引様から支給された図面、または３次元データをもとに打ち合わせをさせていただきます。平面の模型製作図面は２次元（２D）CADで、３D形状は３次元（３D）CADで作成します。この工程を「型設計」や「モデリング」と言います。
当社では、型製造のすべてを手作業で行う場合は、模型製作図を原寸で出図した図面をもとに、製作をします。イメージ図、製品現物からのモデリングも可能です。その際は詳細な打ち合わせが必要になってきます。
マシニングセンタを高速で高精度に動作させるためには、NCデータ（数値データなど）が必要になります。そこで、CADソフトでつくった３D形状に合わせた、NCデータを作成します。福岡木型工作所では、３軸用・５軸マシニングセンタ用CAMソフトでNCデータをつくっています。
CAD・CAMでつくったデータをマシニングセンタに取り込み、製品の型を自動で加工していくことを「NCマシニング加工」と言います。より短納期で高品質な型をつくることができます。
